📘目次
🔧教会を「働く組織」へ変革
グレゴリウス1世は 「汚職の粛清」と「貧困救済」で教会を立て直した後、教会内部の組織自体を「働く組織」に作り変えました。
教会財産管理を中央集権化して、地方の司教・修道院に対する監督権を強化。
教会が「国家並みの行政機構」になる基盤を築いたんですね。
🏰教会という名の国家(仮)
うーん。まぁ「国家並み」って言うかね。
実質「国家」なんですよ。これ。
だってビザンツ帝国から丸投げされて、実質支配してる土地持ってるし。
国としてやる事全部やっちゃってんだもん。行政とか外交とか経済とか…。
しかもね。普通国家だったら「財務大臣〜」とか。「外務大臣〜」とか。
いくら独裁国家でも、それぞれの役割で責任負う人がいるのが普通ですよね?
…いないんですよぉ〜。。(怖)
この国家(仮)では全っ部グレゴリウスが1人で背負っちゃってるんです!
いや勿論、計算する人とか、グレゴリウスのお手紙届ける人とか、街でパン配る人とかいましたよ?
いたはずですよ?流石にグレゴリウスが分裂ぅ〜とかは出来ないでしょうし。
でも役割として背負って、指揮するのは全っ部グレゴリウス。
要は“実行部隊はいるけど、司令塔は完全に一人”。
📜グレゴリウスの遺産とその後
後の歴史家からグレゴリウスは「1人国家の原型」を作ったと言われてます。
グレゴリウスが土台を築いた〝1人国家〟システムは、その後も教皇に引き継がれて行き。
8世紀には正式な領土(教皇領〝パパル・ステート〟)を得て名実ともに国となり。
そして現在に至るまで、ローマ教皇は1人国家としての重積を背負い、
膨大な実務をこなしながら、世界の平和と人々の救いのために祈り続けておられます。
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