📖第16章 聖歌と旋法

📚 目次


🛡️ フランク王国とグレゴリオ聖歌の広まり

そして、グレゴリウスの時代から約200年後。

西ローマを制圧してフランク王国を築いたゲルマン民族の王様「カール大帝(トランプの王様!)」が、支配をスムーズに進めるため、ローマで編纂されていた聖歌を自国でも普及させようとしました。

その時も「これこそ正統なもの」とする為に
あのグレゴリウスさんが編纂した聖歌なんやで」と。権威付けをしたのです。

こうしてこの聖歌は「グレゴリオ聖歌」と呼ばれるようになり、グレゴリウスの功績として語り継がれていきました。


🎼「8つのモード」の発見とグレゴリオ旋法

しかしカール大帝の時代でも、まだ修道士たちは数百曲の聖歌を耳コピするのが基本でした。

この作業は覚える方も大変だけど、正確に教える方も大変
「これ何っとかなれへんのかなぁ〜」と悩む声も。

そんな中、この時代の理論家たちが聖歌を分析してみたところ、

  • 「あれ?これって8つくらいのパターンに分類出来るんじゃない?」
  • 「分類できたら教えやすくない?」

という事に気づきます。

そうして発見・整理されたのが「8つのモード(音階)」
これが後に「グレゴリオ旋法」と呼ばれるようになる、教会旋法(チャーチモード)の体系です。


👑 グレゴリウスの伝説的な功績

いやー。
すごい。

生前に残した功績が死後、高い評価を得るなんてのは聞いたことありますが…

グレゴリウスの場合、
生前は音楽について何もせず。
死後に当時の聖歌を編纂し、まとめ上げ、旋法まで発見し、
音楽の世界に物凄い功績を残し、高い評価を得たと…。

🎤…いや、おる?
そんなやつおる!!??

でもそれがグレゴリウス1世
「大教皇」と呼ばれたアルティメットな男!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました